アントは形で分けると、「ジャッキアップ式」「W型」「大型」「バッテリー式」「その他」の5種類に分ける事ができます。
ここでは、アントの中で最も歴史がある「ジャッキアップ式アント」を紹介します。
ジャッキアップ式アントは、牽引する車両の連結器を持ち上げて走るのが特徴で、アントの中では最も小さい種類です。
主な用途は数両の貨車牽引でW型の普及や専用線の減少などで、現在ではあまり見ることができません。
左はジャッキアップ前で、右はジャッキアップしている様子です。
小さくて軽いアントは牽引すると車輪が空転する為、車両を少し持ち上げて重量を重くします。それにより粘着力が増加し牽引する構造になっています。